伊藤裁判・第一審も大詰め。裁判支援用リーフレットが出来上がりました。 精神医療国家賠償請求訴訟研究会へ わが国の精神医療は入院医療に大きく依存しており、医療費のほとんどが私立精神科病院で使われています。入院医療の質はた […]
2023年精神国賠研定期総会が開かれ、2022年総括、規約等改正案が承認されました。今回の総会で精神国賠研は大幅な組織的アップデートをはかろうとしています。会員が600名を越え、旧来の事務局体制では対応しきれなくなったこ […]
司法修習生フォーラムとは法曹の卵である司法修習生が主催する社会問題や人権課題をテーマにしたシンポジウムです。 7月29日、16:30~18:30「精神科病院の強制入院」と題したフォーラムが企画されました。 1960年代以 […]
第12回口頭弁論が7月25日15時30分より開廷しました。今回の裁判では、前回、前々回に引き続いて、原告側から専門家などの意見書を提出しました。今回で提出し終わりました。これまでに、●精神科医6名、福祉関係者3名、憲法学 […]
東京新聞2023年7月7日朝刊の「こちら特報部」ページに、日本精神科病院協会(日精協)・山崎学会長のインタビュー記事が掲載されました。『なんだコイツ!』と思うことは多々ありますが、ある意味で日本の精神科医療の現状を正直に […]
「なぜ精神病院での虐待事件は繰り返されるのか? ──精神医療の歴史と実践」と題された講演とシンポジウムが5月20日、NPO法人・ほっとスペース八王子の主催、対面・ZOOM合わせて74名の方の参加で開かれました。 これまで […]
伊藤時男さんの詩に石原さんが曲をつけてくれました。 マッちゃんのイメージ 作詞 伊藤時男作曲 石原伸弥 時には 母のようにあたたかい手で時には 母のような心でわたしの心をぬくみ暖めてくれるそしてわたしの心をなごませてくれ […]
精神国賠入門
タイトル | カテゴリー | 更新日 | ダウンロード |
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障害関連法案改正「束ね法案」審議に係る見解と要望 1 19 ダウンロード |
国連・厚労省資料, 資料 | 2023年4月11日 | ダウンロード |
緊急時を含む脱施設化に関するガイドライン《国連・障害者権利委員会》 1 100 ダウンロード |
国連・厚労省資料 | 2023年4月13日 | ダウンロード |
衆議院厚労委員会;障害者総合支援法・精神保健福祉法等改正案への附帯決議 1 117 ダウンロード |
国連・厚労省資料 | 2022年11月18日 | ダウンロード |
障害関連法改正「束ね法案」に対するJD緊急声明 1 38 ダウンロード |
厚労省検討会, 国連・厚労省資料 | 2022年11月14日 | ダウンロード |
障害者権利条約総括所見『日本の第一次報告書に対する最終見解』(ポルケ仮訳) 1 95 ダウンロード |
国連・厚労省資料 | 2023年4月13日 | ダウンロード |
障害者の日常生活及び社会生活を 総合的に支援するための法律等の 一部を改正する法律案について 1 331 ダウンロード |
厚労省検討会, 国連・厚労省資料 | 2022年11月13日 | ダウンロード |
第1回政府報告に関する障害者権利委員会からの事前質問 1 24 ダウンロード |
国連・厚労省資料 | 2022年11月13日 | ダウンロード |
「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」報告書 1 74 ダウンロード |
厚労省検討会, 国連・厚労省資料 | 2022年11月13日 | ダウンロード |
第1回政府報告に関する障害者権利委員会からの事前質問への回答 1 24 ダウンロード |
国連・厚労省資料 | 2022年11月13日 | ダウンロード |
声明・厚生労働省「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」における議論について 1 100 ダウンロード |
国連・厚労省資料 | 2022年11月11日 | ダウンロード |
わが国の精神医療は入院医療に大きく依存しており、医療費のほとんどが私立精神科病院で使われています。入院医療の質はたびたび国際機関から批判声明が出されるほど、国際水準から見て劣悪といえます。私たちはこの現状を変えるために、国の不作為責任を司法の場で問い、精神医療を抜本的に改革する方向転換をめざしています。この会は、2013 年1月に結成され、精神医療・福祉従事者、弁護士、ジャーナリスト、大学研究者、当事者、家族で、毎月の例会・研究会を開いてきました。現在は、裁判のための法理論構成と歴史の検証に重点を置いて研究活動をしております。
精神病院に閉じ込められたまま人生の大部分を過ごす人たちが多くいます。精神障害を持つ人も地域で暮らせるようにという世界の潮流に逆行した日本の精神医療は、国際的にも大きな批判を浴びて...
続きを読む原告募集基準と条件①おおむね1年以上の継続した入院歴のある方②日本の精神医療を良くしたいという意思のある方③研究会の会員になること(入会金3,000円、年会費3,000円...
続きを読む事務局:新入会・例会開催・郵送物等に関しては、こちらにご連絡ください〒113-0033 東京都文京区本郷 2-17-3 (有)エム・シー・ミューズ内精神医療国家賠償請求訴訟研究会...
続きを読む秋山博子(静岡・焼津市議)浅野暁子(東京・看護師)芦田邦子(PSW)阿部裕(東京・四谷ゆいクリニック・精神科医)天野勲(愛知・司法書士・社会福祉士)天野宗和新井満(埼玉・編集制作...
続きを読む2023年総会(2023年7月9日)にて一部改正第1条(名称)この会の名称を「精神医療国家賠償請求訴訟研究会」(略称「精神国賠研」、以下「本会」と記します)と し...
続きを読む2023年総会(2023年7月9日)にて採択第 1 条(目的)精神医療国家賠償請求訴訟研究会(以下「本会」と略します)規約第 1 条に定める目的を達成するために、...
続きを読む2023年総会(2023年7月9日)にて採択第1章 総 則(目的)第 1 条 ハラスメント防止規程は、精神医療国家賠償請求訴訟研究会(以下「本会」と記す)...
続きを読む各委員会各委員会の委員長は各委員会委員による互選で選出され、本会運営委員会を構成します。(1)専門委員会:裁判の法理論構成を検討するとともに、訴訟に必要な...
続きを読む伊藤時男さん(群馬県・68歳)
日本では、あまりにも社会的入院の患者さんが多いので、その社会的入院を一人でも多くなくしたいと思っています。
私も長く入院していましたが、退院できると思われるのに退院できない人が何人もいました。また、ピア活動をしていて、施設症のようになってしまい退院意欲を失った人もたくさん見てきました。私はそういう現状を見て見ぬ振りをすることはできません。
私の周りには私が裁判することに反対する人もたくさんいます。でも、長く病院にいた私が裁判をすることで、その現状が少しでも変わるのであればと思い、裁判を決意しました。
※伊藤さんの入退院の経過は、NHKのETV特集「長すぎた入院~知られざる精神医療の実態」(2018年2月3日)で放送され、現在もネット上で見ることができます。
精神国賠研会員が直接携わった図書を紹介します。
時東 一郎:著
織田 淳太郎:解説
精神病棟に暮らす時東一郎さん、60歳。16歳のときに統合失調症を発症して以来、入退院を繰り返しながら実に40年以上もの歳月を、病院の厳重な管理のもとで暮らすことになりました。「電気ショック」の懲罰、一瞬にして患者を無気力にさせる劇薬投与、牢名主の患者と女性看護師との院内SEX……本書は、時東さん自身が見て体験した無縁社会の「現実」を、赤裸々に綴った衝撃の手記です。
出版社 : 宝島社 (2013/4/4)
発売日 : 2013/4/4
言語 : 日本語
文庫 : 238ページ
ISBN-10 : 4800209188
ISBN-13 : 978-4800209184
¥1350
※著者『時東一郎』は原告・伊藤さんのペンネーム
平成29年2月の「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書では、「地域生活中心」という理念を基軸としながら、一層の地域移行を進めるための地域づくりを推進する観点から、精神障害者が地域の一員として、安心して自分らしい暮らしができるよう、医療、障害福祉・介護、社会参加、住まい、地域の助け合い、教育が包括的に確保された「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」(にも包括)の構築を目指すことを明確にした。 厚労省は、平成29年度から都道府県等自治体に対する補助事業(構築推進事業)と自治体の取組みを支援する委託事業(構築支援事業)を実施することにより、にも包括の構築に向けた取り組みを進めてきた。事業開始当初10項目であった構築推進事業のメニューは、現在では14項目に増えている。令和2年3月には「にも包括の構築に係る検討会」を設置し、にも包括の基本的な考え方、重層的な連携による支援体制の構築、普及啓発の推進並びに精神保健医療福祉、住まい及びピアサポート等の同システムを構成する要素についての検討を行った。 令和3年10月に発足した「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」の報告書(令和4年6月)の中でも、にも包括のより一層の推進が謳われている。一方で、にも包括の主体であるはずの市町村が、精神保健に関する相談支援を積極的に担うための法制度の整備や、その市町村に対する「重層的な」支援を期待されている保健所・精神保健福祉センターなどの具体的な役割も、現段階ではまだ明らかでない。
いずれにせよ、にも包括は現在のわが国の精神保健・医療・福祉の中心的なテーマであり、国が目指す地域共生社会を作り上げるための最も重要な道具の一つであることは間違いない。それにも関わらず多くの精神科医療関係者が未だに「『にも包括』って何なん?」という基本的な疑問から脱しきれていないのが実態ではないか。特集ではこの「にも包括」を取り上げ、その目指すもの、現時点での実態、そして今後どのように具体的な形を結んでいくのかを改めて考えてみたい。
出版社:(有)エム・シー・ミューズ (2023/1/20)
発売日:2023/1/20
単行本:128ページ
ISBN-10:4904110315
ISBN-13:978-4904110317
¥1870
古屋龍太, 太田順一郎
『精神医療』編集委員会 (編集)
◆措置入院(94号=特集)・医療観察法(96号=特集)、そして医療保護入院制度(強制入院)が長期入院患者を遷延化し退院・地域移行を困難にしている。なかでも医療保護入院は、2013年度の精神保健福祉法改正により、保護者制度の廃止とともに、退院後生活環境相談員を配置し、退院支援委員会を設けることなど地域移行支援が病院長に義務付けられた。しかし、近年では入院患者の約半数が医療保護入院となり、諸外国に比しても突出して強制入院が多い日本の恣意的で曖昧な制度活用は、社会防衛のために患者を隔離収容する精神科病院大国・人権後進国ニッポンの象徴的制度となっている。
◆そもそも、自傷他害の恐れはない本人の「医療及び保護」のための入院治療とは何なのか? 医療保護入院制度は、誰のためにある制度なのか? 医療保護入院は、なぜ今も存続しているのか? 医療保護入院制度の全廃は、この国で可能なのか? 日本の精神医療改革の大きな足枷になっている医療保護入院制度の問題点を指摘し、制度廃止の可能性を検証する。
古屋龍太, 大島 巌
出版社:ミネルヴァ書房 (2021/1/19)
発売日:2021/1/19
言語:日本語
単行本(ソフトカバー):176ページ
ISBN-10:4623089541
ISBN-13:978-4623089543
長期にわたり精神科病院に入院している人々が,退院して地域で生活できるようにするために必要な手立てを,プログラム評価理論の観点からわかりやすくまとめた,一線で取り組む実践者たちの知恵の集積。
支援者がどのような取り組みをすればよいのかがわかる「実施マニュアル」と,病院と地域と行政が支援ネットワークを形成して連携・協働していくための,圏域の特性にそった「戦略ガイドライン」で,みんなで明日から取り組める。