第1回口頭弁論報告会に70名参加

3月1日10時、東京地裁611法廷にて第1回口頭弁論が開廷しました。それに先立ち、横断幕を掲げて、原告・支援者が裁判所に入る様子を撮影。その後、傍聴券の抽選が行われました。611法廷は、もともと小さな法廷なのですが、コロナ禍の影響で、傍聴席にソーシャルディスタンスが適用されて、傍聴制限がかけられて、報道席を確保すると、一般傍聴は13名のみとなりました。
13枚の傍聴券に対して、傍聴希望者は50名。傍聴できなかった37名はロビーでの待機となりました。

10時30分、口頭弁論終了。裁判所の隣りの弁護士会館に移動し、口頭弁論報告会が開かれました。会館508会議室は満員、約50名の参加でした。ZOOMでの配信も行なわれ、そちらには20名の方が参加してくれました。
報告会冒頭、東谷精神国賠兼代表、原告伊藤さんのあいさつがあり、長谷川弁護士から、口頭弁論の様子が報告されました。第1回口頭弁論では、原告の意見陳述、弁護団の陳述がメインで、被告・国側からは全面的に争うとの表明があったのみ。具体的な論戦はこれから、ということでした。法廷で表明された意見陳述が原告・伊藤さん、長谷川弁護士からそれぞれ読み上げられました。

伊藤さんは、「長期入院は、私だけの問題ではありません。私は入院期間が10年以上の人たちをたくさん見てきました。なかには、退院したいと言ったら看護師にダメと言われたことで絶望して常磐線に飛び込んで自殺をした女の人もいました。その女の人は入院期間が13年でした。・・・もうこれ以上、そういったことは起きてほしくありません。だから、私は、裁判を起こすことを決心しました」と熱い思いを陳述しました。

第1回口頭弁論から担当弁護人が5名になりました。当研究会の設立当初から、ずっと手弁当で一緒に活動してくれてきた長谷川弁護士の思いに応えて、4名の弁護士が名乗りをあげてくれました。ついに、念願の弁護団が結成されたわけです。

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