第3回口頭弁論報告会に約60名

6月29日11:00東京地裁103法廷で第3回口頭弁論が開廷しました。それに先立ち、弁護団は70ページにおよぶ原告準備書面1を提出しました。これは第2回口頭弁論で示された被告・国の訴状に対する認否に対して、反論したもの。法廷では、その要旨が長谷川弁護士によって読み上げられました。

閉廷後、弁護士会館会議室で行なわれた報告会には傍聴したメンバーとZOOM参加のメンバー併せて約60名が参加しました。

ここでは、長谷川弁護士によって、今回提出した原告準備書面の解説を聞き、その後質疑応答が行なわれました。

この準備書面1では
①憲法で保障された人権を侵害する医療保護入院(同意入院)制度を作り、その後何度もチャンスがあったにも関わらず、改廃しなかった立法不作為
②憲法14条に反する精神科特例を廃止しなかった厚生大臣の不作為
③精神医療政策に関する厚生大臣の不作為
について述べています。また、同時にこの主張の理解に役立つ範囲で、日本の精神医療に関する歴史的経過についても述べています。

この内容を分かりやすく解説してもらった。

その後、活発な質疑応答が交わされました。
中でも「裁判が始まって、今、私たちにできることは何だろう」という疑問に、様々な意見が出されましたが、印象的だったのは、弁護団から出された意見。
「この裁判は日本の精神医療のあり方を問うもの。多くの人に見てもらいたい。特に当事者、入院を余儀なくされている人を連れてきてほしい、傍聴してもらってほしい」
そのとおり!!

第4回口頭弁論は、9月27日(月)16:00、103法廷で行なわれます。

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