満席の傍聴者の中、第10回口頭弁論開廷
2月21日、東京地裁103法廷(傍聴席100)で、第10回口頭弁論が開廷した。傍聴席には85名の傍聴者。原告から証言集を提出したいと裁判所に申し出、許可された。130名の証言をその内容ごとに分類し、精査したものを4月30日までに提出することに決定した。
伊藤さんの裁判は、伊藤さん個人に起きた問題ではなく、多くの人びとに起きた問題であることを証明する重要な証言集。多くの証言の中から、精査して130人に絞ったもので精神国賠研が昨年1年間かけて集めたものです。
精神医療制度のもとで、呻吟する多くの声を裁判官に聞いてもらいたい。今後は法廷で直接意見陳述できるよう、裁判所に働きかけていく予定です。
閉廷後、場所を移して行なわれた報告会。会場には71名。ZOOMでの参加者も。
この間の裁判の状況と今後の見通しについて、長谷川弁護団長から説明があり、活発な質疑応答が行なわれた。
報告会終了後に伊藤さん誕生日会
2月22日が伊藤時男さんの誕生日だということで、報告会終了後、会場を近くの「cafe & Bar HANZ」に移して誕生日会が催された。会員からり寄せ書きが送られたり、プレゼントがあったり、「72年間で初めて」祝ってもらったと感激しきりの伊藤さんでした。
次回、第11回口頭弁論は5月15日14:00から103法廷で開廷します。