2021 年 8 月 1 日、『精神医療国家賠償請求訴訟を応援する奈良県民の会(以下:奈良県民の会)』が発足しました。呼びかけに対し、共に活動をしようと応えてくれた奈良県精神障害者家族会連合会、奈良県精神科ソーシャルワーカー協会、奈良県精神障害者地域生活支援団体協議会の 3 団体と数名の研究会個人会員での船出となりました。
奈良県には当事者、家族、支援者が共に運動を展開してきた歴史と文化があります。最近では 2012 年から数年間に渡り『精神障害者の福祉医療を実現する奈良県会議(以下:実現会議)』という、精神障害者にも身体障害者や知的障害者と同等の福祉医療制度を求める運動を展開しました。この運動では、県内すべての市町村へ直接要望を行う市町村キャラバンやシンポジウム、議会、マスコミ対策などが行われ、延べ2000 人を越える当事者、家族、支援者が活動に参加しました。結果、すべての診療科の通院及び入院を対象とした精神障害者保健福祉手帳2級まで(天川村は3級まで)を適用する医療費助成制度が実現しました。
その運動の中心を担ったのが奈良県民の会への参加を表明した上記3団体でもあります。
運動の最中、関係者誰もが当たり前のように実現会議の動きについて話し、議論していました。その盛り上がりは自身の生活に直接変化をもたらす運動であったからかもしれません。
長期入院について語るとき、我がこととして捉えられていない現状があります。そのような現状を変え、誰もが長期入院について、精神医療国家賠償請求訴訟の今について話し、議論する奈良県を目指していきたいと考えています。
当面の活動として、学習会やシンポジウムの企画・開催を通じて研究会の会員を増やすことに注力し、県内の当事者、家族、支援者などが学ぶ機会を作っていきます。同時に、少しでも多くの市民に長期入院の問題を含む、国策としての精神医療の歴史や現状を伝えていく機会を増やしていければと考えています。

精神医療国家賠償請求訴訟を応援する

奈良県民の会

発行人:刀根治久

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