映画『人間の記録 ─ 分裂病に抗して ─』
【日時】2026年6月21日(日)10:10〜 ※1回限りの上映 【会場】浦安市文化会館 小ホール
精神医療をめぐり、およそ60年前の人たちから分厚い手紙を受け取ったような気持ちになる、そんな3月を迎えた。
1964年3月24日、社会を震撼させる事件が起きた。19歳の青年が駐日米国大使ライシャワー氏をナイフで刺し、重傷を負わせたのだ。
青年には精神分裂病(当時)の診断歴があり、世論は「精神病質者を野放しにするな」の一色。一方でそれにあらがうかのように、同じ年、映画「人間の記録~分裂病に抗して」(40分、岩波映画製作所)が作られた。
「人間としての復権のため、あえて精神分裂病患者の真実の姿を記録した」とうたったこの作品は一般公開されず、長らく埋もれていた。
ところが12日、全国精神障害者家族会連合会(全家連=2007年解散)の結成60年記念大会で上映された。主催は全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)だ。
映画の舞台は茨城県立友部病院(当時)で、たくさんの入院患者を包み隠さず映した。ある大学の教育学部2年生の女性患者は入院当初、やつれた顔で食もなかなか進まない。帰宅願望も強い。
しかし薬物療法、絵画療法、卓球などのレクリエーションを経て笑顔を取り戻し、医師にこう話す。
「最初は入院するのが恥ずかしかったけど、今はなんとも思わなくなった。人生観なんてのも変わっちゃうね、ここにいると。青春時代がもう一度来たみたい」
会場で観た大熊由紀子さん(85、元朝日新聞論説委員)は駆け出しの記者だった60年前を思い、「この映画が公開されていたら、患者の家族らを安心させる説得力を持っただろうに」と残念がった。
映画の監修は精神病理学の礎を築いた島崎敏樹医師(1912~75)。患者との人間的な関わりを重視し、「新しい精神医療はこういうものだ」というメッセージを映像に散りばめた。
それから60年。精神科病院は今もなお、長期入院、身体拘束、看護師らによる患者への虐待を解消できていない。
フィルムを保管し、上映を企画した認定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)の丹羽大輔さん(62)はこう話す。
「この映画は私たちに『このままでいいのですか』『あなたは何をするのですか』と問い掛けているように思えてならない」。
(福祉新聞ウェブサイトhttps://fukushishimbun.com/uncategorized/44841より転載)
第12回 うらやすドキュメンタリー映画祭 で上映
【日時】2026年6月21日(日)10:10〜 ※1回限りの上映
【上映作品】 『人間の記録 〜分裂病に抗して〜』(岩波映画製作所/1964年/41分/
★上映後、伊藤順一郎(精神科医)、丹羽大輔(
【会場】浦安市文化会館 小ホール 浦安駅・新浦安駅から少し離れています。
〒279-0004 千葉県浦安市猫実1-1-2
047-353-1121
【アクセス・料金】 https://urayasu-doc.com/
| 入場料 | 1dayパス (6/20 or 21) |
ラスト1本パス (当日のみ/ 各日最後の上映のみ。上映の15分前より入場可) |
|---|---|---|
| 当日 (一般・シニア) |
1,999円 | 1,000円 |
| 事前予約 | 1,899円 | ― |
| 当日 (学生・専門) |
1,500円 | 1,000円 |
| サポーター | 1,799円 | 800円 |
| 高校生以下 当日のみ |
1,000円 | 500円 |
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