ケアの脱家族化
親のいる間にケアを脱家族化する制度と実践を求めて 日本の障害者施策は、親によるケアは必ず消滅するという自 明な事実を直視した制度設計となっていない。その結果、「地 域移行」や国際的にみられる「ケアを担う家族への支援」と は全く逆に、親によるケアの消滅後、地域から施設や病院 に移行する現象が潜行する。親のケアに過度に依存するわ が国の福祉システムが、社会的包摂ではなく社会的排除と して機能している状況を克服するため、親のいる間にケアを 脱家族化するモデルを提示する。
塩満 卓(佛教大学社会福祉学部教授)著
- 出版社 : 法律文化社 (2025/3/17)
- 発売日 : 2025/3/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 310ページ
- ISBN-10 : 4589043866
- ISBN-13 : 978-4589043863
- 寸法 : 21.5 x 15.2 x 2.1 cm
- ¥6380
